全日本プロレスの青木篤志(41)が4日、リーグ戦「Jr.BATTLE OF GLORY」(7日に後楽園ホールで開幕)に出場するジュニア勢を一蹴した。

 全12選手参加の2ブロック制で、Bブロックの青木は「優勝あるのみ。意識する選手? 誰がというのはない。それだけです」と端的に意気込みを語った。会見で他の選手たちの決意表明を聞いているうちに、明らかにイラ立った様子だった。

 その理由を「みんな『優勝して世界ジュニアのベルトを狙う』って言ってるけど、挑戦したいなら普段の試合からもっと頑張ればいいじゃんって思う。優勝することの方が大事だろって。タイトル戦は一発勝負的な部分があるけど、連戦が続くリーグ戦を優勝する価値は高いから」と持論を展開しながら説明した。

 同リーグ戦がこれまで、世界ジュニア王座の“予選会”のような位置づけになっていることが納得できないという。現在は岩本煌史(28)が同王座を保持するが、あえて別の道を選択する。「リーグ戦で、ベルトを持っていなくても全日ジュニアの顔になれると証明したい。だから優勝してもベルトはいらない」。ジュニアの実力者がリーグ戦改革に着手する。