全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(29)と諏訪魔(42)が29日、横浜市内の事務所で会見し、2月24日の横浜文化体育館大会でのタイトル戦に向け火花を散らした。

 2月27日に誕生日を迎え30歳となる宮原にとって、このV2戦は20代最後の試合となる。それだけに「非常にワクワクしている。ここ10~15年の全日本プロレスで一番の対戦カードだと自分では思っているので。2013年に初めて出場した王道トーナメント1回戦で当たったのも、諏訪魔選手だった。それ以外でも要所要所で忘れられない試合をしてきた相手だし、今回の試合は運命なんだと思う」と自己陶酔しながら話した。

 一方、17年10月に陥落して以来の王座挑戦となる諏訪魔は「久々の3冠挑戦なんでね。ここはどうにか頑張って取って、俺でずっと長期の時代を築きたいですよ。宮原が築いてきたものを崩して『この先、全日本は一体どうなっちまうんだ』と言うふうにしたいですね」と意気込んだ。

 全日本の“顔”を自任する2人の対決は、どちらに軍配が上がるか。