全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(29)が9日、異例の方法で次期挑戦者を募集した。

 3日にKAIを下して初防衛に成功し、試合後は「誰と戦うところを見たいですか!?」と問い掛けた。これまで決まり文句が多かったが、予想外の言葉にファンの反応は様々だった。

「いろんな名前が飛び交っていて、ちょっと分からなかった」そうで、改めて「SNSで僕が誰と防衛戦をやってほしいか、ファンの皆さまにつぶやいてほしい。1億円は配れませんが、その分抽選で1億エネルギーを差し上げますので」と呼び掛けた。

 ファンの声に委ねる理由について「今までどちらかというと全日本を守る意識が強かった。でもその段階は終わった。攻める王者になって、いろいろ仕掛けていこうと。今回はその第1弾です」と説明。実現不可能な名前が挙がる可能性もあるが「その声が大きければ会社だって無視できないですよ」と笑みを浮かべた。

 この日の東京・新木場1stRING大会では諏訪魔、石川と王者トリオを結成し、ジェイク・リー、野村直矢、ヨシタツ組と対戦。普段はコンビを組むヨシタツから勝利するや、試合後は諏訪魔、ジェイク、野村の3人から挑戦表明を受ける結果に…。なにやら3冠戦線の行方が混迷を極めてきた。