“社長式眉山”が再噴火した。最強タッグ公式戦は秋山準(49)、関本大介(37)組が3冠ヘビー級王者の宮原健斗(29)、ヨシタツ(41)組を撃破し、開幕2連勝を決めた。

 開幕戦(13日)の衝撃が再び訪れた。23分過ぎ、ヨシタツをエクスプロイダーの体勢に捕らえた秋山が「投げろ!」と指令を出す。すかさず筋肉男が豪快なジャーマンでまとめて後方へ投げ捨てる。最後は秋山がリストクラッチ式エクスプロイダーで3カウント。後頭部を強打した社長はしばらく立てないほど深刻なダメージを負い、控室を間違えるほどだった。

「投げろとは言ったが、もう少しふんわりと投げてくれ。俺が死んでしまう…」と言い残した秋山の背中を見つめ、関本は「社長はああ言いましたが、俺たちの絆はダイヤモンドより固い!」と豪語。ダイヤモンドを傷つけられるのはダイヤモンドだけという定説は、頭にないようだった。

 また2016年大会覇者の「GET WILD」(大森隆男、征矢学組)もジェイク・リー、崔領二組を下して2連勝。「どうでもいいことだが、一昨年は大森さんが金髪で俺が黒髪だった。つまり優勝ということだ」(征矢)と本当にどうでもいい理屈で2年ぶりの優勝を確信した。外国人最強軍のジョー・ドーリング、ディラン・ジェイムス組も勝ち点を4とした。