全日本プロレス横浜文化体育館大会の一夜明け会見が22日、横浜市内の事務所で行われ、ゼウス(36)を破り3冠ヘビー級王座奪回に成功した希代のナルシシスト男・宮原健斗(29)が最多防衛記録の樹立へ意気込みを語った。

 激闘の末、7月に大阪でベルトを奪われた因縁の男、ゼウスを下し4度目の戴冠を果たした宮原は「レスラーとして1つレベルアップできたかなと思います。あの最高空間をより広めるためにチャンピオンになったと思うんで。(目指すのは)最多防衛記録。記録上の1位を僕が全て塗り替えようと思っています」と、川田利明の持つ10回の更新を力強く宣言した。

 また、会見にはKAI、真霜拳號組を下しV3に成功した諏訪魔(41)、石川修司(43)の“暴走大巨人”も登場。諏訪魔は両ヒジの「関節鼠摘出術」を受け、石川は「右肩鎖関節脱臼」でそれぞれ欠場していたが16日の秋田大会で揃って復帰。欠場前と変わらぬ暴走ファイトでベルトを守ると、諏訪魔は「防衛できて一安心だよ。調子よく回復できた」とニッコリ。その後、11月13日に、後楽園で開幕する「世界最強タッグ決定リーグ戦」の話題になると「今年も最強タッグはややこしいやつがいっぱいいる」と警戒を口にした。

 しかし、その後実は参戦チームや日程を全く把握していなかったことが発覚して「とりあえずリーグ戦の参加メンバーを把握したほうがいい。今はSNSとかもあるんですから」と石川も苦笑い。諏訪魔は「そんな事言ったって、SNSもいっぱいあってどれをやったらいいのかわからねえよ。ツイッターとかフェイスブックとか、インスタとか!」と暴走。その後石川に諭されると「なんか俺、怒られてるみたい…」と肩を落とした。