全日本プロレスは25日、横浜市内の事務所で「第6回王道トーナメント」の一夜明け会見を行い、優勝した宮原健斗(29)が10・21横浜文化体育館大会で3冠ヘビー級王者ゼウス(36)に挑戦すると発表した。

 準決勝で火野裕士を、優勝決定戦で真霜拳號を下して自身初の優勝をもぎ取った宮原は「大阪の皆さんに絶頂になってもらえて、最高の一日でした」と笑顔で振り返った。

 この優勝で、7月の大阪大会で3冠ベルトを奪われたばかりのゼウスへのリベンジ戦が決定。「今の全日本を見ていても…いや、プロレス界全体を見ても(3冠を巻くべきは)今の宮原健斗しかいないでしょう。平成生まれの最高男が、平成最後の3冠王者にならなきゃいけない!」とナルシシズム全開で奪還を誓った。

 また、会見では10・10後楽園ホール大会でタイトル戦に臨むアジアタッグ王者の野村直矢(24)、青柳優馬(22)組とブラックめんそーれ、大森隆男(49)組も登場。頭にハブのぬいぐるみを乗せたブラックめんそーれがしつこく「シャー、シャー」と言えば、青柳、野村は「ふざけるな。お前、ナカジマ(?)だろ!」とツッコミを入れ、傍らで大森がハブ酒の作り方を説明しだすなど、不毛な舌戦を展開した。

 また横浜文化体育館大会では世界タッグ王者の“暴走大巨人”こと諏訪魔、石川修司組に真霜拳號、KAI組が挑戦することも発表された。