全日本プロレスの「王道トーナメント」が15日、新潟・三条市厚生福祉会館で開幕し、アジアタッグ王者の青柳優馬(22)は崔領二(38)に敗れ、無念の1回戦敗退に終わった。

 シングル戦線での実績を残すため、序盤から積極的に前に出た。原爆固めやコーナー最上段からのダイビングボディーアタック、さらには場外でのDDTなどなりふり構わぬ攻勢に出た。だが最後は雪崩式ブレーンバスターで大ダメージを負うと、赤川鉄橋(ランニングニー)に沈んだ。

 試合後、ダメージの大きい青柳はノーコメントで控室へ。一方の崔は「全日本プロレスは下の人間がこんなスピードで伸びていて恐ろしい。参戦したばかりだった2年半前はこんなではなかった…」と相手をたたえた。さらに「決勝まで行ってゼウスとやりたい」と3冠王者との対戦を熱望した。