【全日本】世界タッグ挑戦者に女子選手 諏訪魔&石川組が防衛戦にGOサイン

2018年08月30日 16時30分

コーナーのジェイムス(右)にラリアートを放つ石川

 全日本プロレスの世界タッグ王座史上初の超異色マッチが29日、急浮上した。ベルトの門戸開放と挑戦者枠の拡大を宣言している王者の“暴走大巨人”こと諏訪魔(41)、石川修司(42)組が女子選手との防衛戦にGOサインを出したのだ。真っ先に候補に挙がったのは、日本が世界に誇る「あの2人」だった――。

 諏訪魔組は18日の後楽園大会で宮原健斗(29)、ヨシタツ(41)組を退け2度目の防衛に成功。「どんどん防衛戦をやっていく。(場所や団体は)どこでもいい」(諏訪魔)「ローカルなインディでも防衛戦を」(石川)と挑戦者枠の拡大を宣言した。この日の新木場大会前、石川はこう断言した。

「女子でも強い選手なら防衛戦をやっても面白いんじゃないですかね。僕はユニオン時代、よく女子と試合をしていましたし。単なる色モノではないチームなら、十分話題になるし、やる価値はあると思う」

 ここで急浮上したのが女子プロ界の横綱こと里村明衣子(38=センダイガールズ)だ。里村は28日のDDT新木場大会で男色ディーノ(41)を撃破。史上初めて女子でKO―D無差別級王者となった。元同王者の石川は2015年8月DDT両国大会で里村と組み、同年に引退した天龍源一郎(68)と6人タッグ戦で激突した経験がある。

「天龍さんにボコボコに殴られながら立ち向かっていく里村さんはすごかった…一度肌を合わせたいと思っていた。無差別級のベルトまで取ったなら実力は本物ですよね」と大巨人は目を輝かせた。パートナーは同時にWWE女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック2018」(9月5日から1回戦放送予定)に出場している“女ゴジラ”松本浩代(32)しかいないだろう。日本が世界に誇る“横綱怪獣コンビ”なら、男女の壁を突破して“暴走大巨人”に対抗できるチームだ。

 諏訪魔も「それは面白いな! やるんなら早い時期がいい。こっちが殴り込んでもいいぞ」と大乗り気だった。受けた里村は「えっ」と驚きながらも「新潟の大先輩であるジャイアント馬場さんゆかりのベルトにからむことができれば最高です。私は現状を打破できない同年代の女性たちにメッセージを送るため、プロレスで男女の壁を破りたいので。松本となら大丈夫です」とかなり生真面目に返答した。

 この日、王者組はメインのロイヤルランブルマッチに出場。ラストに登場した諏訪魔はジェイク・リー(29)をジャーマンで放り投げ、石川はディラン・ジェイムス(30)に強烈なエルボーを叩き込んで好調をアピールした。快進撃を続ける“暴走大巨人”は、世界タッグの常識も破壊し続ける。