【全日本】世界タッグ挑戦のヨシタツが後藤達俊直伝の“殺人バックドロップ”で戴冠誓う

2018年08月15日 16時30分

諏訪魔と岩石落とし闘争が勃発したヨシタツ

 イデオロギー闘争だ。全日本プロレス18日の東京・後楽園ホール大会で宮原健斗(29)と組み、世界タッグ王者の諏訪魔(41)、石川修司(42)組に挑むヨシタツ(41)が、バックドロップによる王座奪取を誓った。

 新日本プロレス時代から岩石落としを得意としていたが、王者の諏訪魔からは「同じ団体に使い手は2人いらない。全日本のバックドロップを教えてやる」と挑発された。これに対し、真っ向から異を唱える。実はヨシタツのものは“ミスター・バックドロップ”と呼ばれた後藤達俊(62)から若手時代の2005年に直伝されたからだ。

「当時、僕は(中邑真輔や後藤洋央紀らの)同期に比べて全然パッとしない存在だった。無理を承知で後藤さんに『教えてくれませんか』とお願いした。普通は断る。でも『それがお前のプラスになるなら見てやる』と言ってくださった。置かれていた状況を考えてくれての言葉でした。今でも感謝しかない…」

 後藤の同技は「殺人バックドロップ」と呼ばれる一撃必殺の技。これを会得したヨシタツは06年に永田裕志(50)とのコンビでIWGPタッグ王座に挑戦。その後はWWEに参戦するなど大飛躍を遂げた。

 そのため「だからバックドロップで負けるわけにはいかない。僕が培ったものと王道マットで継承されているもの。どちらが正しかったのか、バックドロップについての思想の闘いでもある」と世界タッグ戦を位置付けた。狙いはただ一つ。諏訪魔を豪快に放り投げ、歩んできた道の正しさを証明してみせる。