7月29日大阪大会で3冠王座を失った宮原は、石川の偉業阻止に意欲を見せた。「こんなに早くチャンスが巡ってくるとは思わなかった。前回(2月)は1回も防衛できなかったので、後半主役になるためにもヨシケンでベルトを取って2人の続きをやりたい」と約半年ぶりの世界タッグ奪還を誓った。

 ヨシタツも「暴走大巨人とヨシケンのカードは(全日本でも)一つ上をいくブランドになっていると思う。長期政権を狙いたい」と続いた。しかしすぐに恒例の「ヨシタツワールド」を展開。「諏訪魔、石川組が勝つと2人に『50ヨシタツポイント』がいってしまう(中略)。後楽園で勝つと彼らがポイントのトップに立ってしまうので阻止したい」とよく分からない持論を続けた。

 宮原は6人タッグ戦に出場すると、巧みな回転足折り固めで岩本煌史をフォールし、緩急自在の攻撃を披露。ヨシタツもジェリコ式コードブレイカーでギアニー・ヴァレッタとのシングル戦を制し、揃って決戦に向けて勢いづいた。