【全日本】青柳 アジアタッグ奪還で両親に恩返し

2018年06月08日 16時30分

柔軟性を披露する青柳

 全日本プロレス新世代の旗手・青柳優馬(22)が7日、大迷惑をかけてしまった両親にアジアタッグ王座奪還を誓った。

 昨年度東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞新人賞に輝いた青柳は、授賞式の1週間後、1・25新木場大会試合中に右足首を骨折。野村直矢(24)と保持していたアジアタッグ王座を返上し、約4か月の欠場を経て3日有明大会で復帰した。12日後楽園大会では再び野村と組んで秋山準(48)、永田裕志(50=新日本プロレス)組が持つ同王座奪還戦に臨む。

 欠場期間を支えてくれたのは父・一能さん(51)と母・由美さん(51)だ。秋山社長の勧めもあって2月初旬から2か月間、長野・松本市の実家で静養。全日プロ入門以来約4年ぶりとなる家族水入らずの生活となったが、プロ意識に欠けた生活態度には母親から厳しい言葉が飛んだ。

 ゲーム漬けの自堕落な生活を送っていたところ、母親は「いつまでゲームばっかりやっているの! アジアタッグを取って東スポさんに新人賞までもらって、慢心したからケガなんてするのよ!」と声を荒らげたという。やさぐれかけていた青柳はこの言葉で「ハッ」と我に返った(注・遅い)。ゲーム機を捨て、ストレッチや足に負担のかからないウエートトレーニングに取り組み、病院のリハビリにも真面目に通う本来の好青年の姿に戻った。

 元料理人の父親は「生死をかけて戦っているからケガは仕方ない。ゆっくり休みなさい…」と優しい言葉をかけて手料理を振る舞ってくれた。母親と父親、対応が逆のような気もするが、ハタチを過ぎて実家に転がり込んできた愚息を、両親は正面から受け止めた。「順調に回復できたのは両親のおかげ。必ずベルトを取って報告したい」と青柳。王者組は両親と同世代だが、徹底的に叩きのめして最高の親孝行を果たすつもりだ。