全日本プロレスで活躍するヨシタツ(40)が12日、新たな標的を見つけたことを明かした。

 初出場の春の祭典「チャンピオン・カーニバル」は3勝4敗の負け越しで終わったが、収穫は大きかった。2014年に首の骨を折って以来となるシングルのリーグ戦を無事に完走したからだ。

 さらに4月22日名古屋大会では1月の初シングルで敗れた因縁の諏訪魔(41)を必殺の関節技・ヨシタツ幻想(ヨシタツロックから改名)で下し、リベンジを果たした。「諏訪魔一人だけに集中して勝ち上がれるほど甘くなかった。もしも来年があれば、諏訪魔に向けた情熱を対戦相手全員に向けたい」と反省を交えながら振り返った。

 ほかにも敗因がある。「丸山敦がなぜか執拗にからんできた。裏でも俺の悪口を言っているらしい。コソコソしてないで正々堂々と来い」。カーニバルに参戦していない選手にちょっかいを出され、集中力がそがれた面があったと主張する。

 そのため「丸山はジュニアだし、てこずる相手じゃない。さっさと片付けてからもう一人、借りを返さないといけないヤツがいる。次はそれに向けて動きだしますから、お楽しみに」と目をギラつかせた。カーニバルで敗れた相手なのか、それとも過去に遺恨がある相手なのか——。次なる獲物へ一直線だ。