全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」Bブロックが混迷を極めてきた。

 21日の大阪大会でBブロック公式戦2試合が行われ、暴走男・諏訪魔(41)はノアの天才・丸藤正道(38)を下し、地元・大阪で通常以上のパワーを発揮したゼウス(36)が秋山準(48)を撃破。この結果、秋山、ゼウス、諏訪魔の3人が勝ち点8でトップに並び、丸藤が勝ち点6で追う形となった。

 接戦の末に丸藤をラストライドで沈めて破竹の4連勝とした諏訪魔は「(丸藤は)打ち込んでも吸収されるような…攻撃が効いてねえんじゃねえかと思っちゃうよ。でも大きな山を一つ越えたわけだから。ここからも一戦一戦勝ち進んでいく。まずは次の試合だ、オイ!」とほえた。

 首位を独走していた秋山に“待った”をかけた形のゼウスは「泣くのはつらい時ではなく、うれしい時に…」とリングで思わず男泣き。CC直前に左足太ももの肉離れを発症したが、これを乗り越えての勝利に感極まった。

 Aブロックは鷹木信悟(35)が崔領二(37)を裏STFで、石川修司(42)がボディガー(49)をファイヤーサンダーで下して、それぞれ勝ち点6とした。