全日本女子プロレス時代に“女帝”として一時代を築いたブル中野(50)が、WWEマット初黒星を喫したアスカ(36=華名)にエールを送った。

 8日(日本時間9日)に行われたWWEの祭典「レッスルマニア34」でアスカは、当時のスマックダウン女子王者シャーロット・フレアー(32)に挑戦するも、ベルト奪取とはならず、連勝記録も「267」でストップした。

 1994年に日本人で初めてWWF(現WWE)女子王者になったブルは「いろいろなことの積み重ねで(ベルトを)取った方がうれしいですし、今取らなかったらもう終わりの選手じゃないので焦る必要はないと思います」と語った。

 アスカは2015年10月のWWE(NXT)デビューから2年5か月で、まだまだチャンスはあると確信するからだ。今後については「お客さんが何を求めているのか、WWE自体が何を求めているのか把握しながら消化して、毎日毎日戦っていくしかない。急にチャンピオンになったらすぐに落ちますよ。だから、徐々に積み重ねてですよ。彼女のゴールがどこなのか、早くチャンピオンになりたいと思っているのか、これから米国で腰を据えてやっていこうという生き方なのか、その人によって進み方は違いますけどね」と助言し、さらなる活躍に期待をかけた。