【ニューヨーク7日(日本時間8日)発】総合格闘技「UFC223」が開催され、UFCライト級王座決定戦は、25戦全勝で2位のハビブ・ヌルマゴメドフ(29=ロシア)が、同級11位のアル・アイアキンタ(30=米国)を大差の判定3―0で撃破し新王者となった。

 ヌルマゴメドフは暫定王者のトニー・ファーガソン(34=米国)と王座を争う予定だったが、ファーガソンの負傷で6日前にカードが消滅。フェザー級王者のマックス・ホロウェイ(26=米国)が2階級制覇に乗り出すも、大会前々日に健康上の理由により出場が却下された。二転三転の末、アイアキンタが相手となったものの契約体重をクリアできず、ヌルマゴメドフが勝った場合のみ新王者誕生というハプニングの連続となった。

 それでも26戦全勝と無敗記録を更新した新王者は「11月にMS・Gでジョルジュ・サンピエールと戦いたい」と、ミドル級とウエルター級の2階級を制覇した“史上最強の男”GSPとの激突をブチ上げた。またセミの女子ストロー級王座戦は王者のローズ・ナマユナス(25=米国)が判定3―0で元王者のヨアンナ・イェンドジェイチェク(30=ポーランド)を退け初防衛に成功した。