女子プロレス「スターダム」の中野たむが30日、電流爆破マットでの主役奪取を誓った。

 同団体史上初の開催となる電流爆破戦(4月1日、愛知・名古屋国際会議場)で、女子プロ界のエース・紫雷イオ(27)と組み、極悪軍団「大江戸隊」(花月、夏すみれ組)と激突する中野。決戦に向けて「技術もキャリアも4人の中ではどう見ても一段落ちてしまう。だから、これに懸ける生きざまを見せないと意味がない」と有刺鉄線バットを握り締めた。

 しかし、引退前の邪道・大仁田厚(60)に師事し、4選手の中で唯一の爆破経験がある。昨年5月17日の超戦闘プロレスFMW函館大会では、爆破バット攻撃で緊急搬送されたこともあり、度胸だけは誰にも負けない。

「私には生まれながらに大仁田さんの遺伝子があったんじゃないかと思う。『後継者です』と胸を張って言える自分でいたい。誰もが爆破をやらないと思っていたイオ選手と組めることに意味があるし、(イオに)『やって良かった。ありがとう』と言わせたい」。得意の“ホーム”で覇権を握ってみせる。