蝶野 盟友・武藤に“黒いエール”「そのまま引退すればいい」

2018年03月25日 15時27分

AEDの啓蒙活動を行った蝶野

 黒のカリスマ・蝶野正洋が24日、永遠のライバルである武藤敬司に“黒いエール”を送った。この日、プロバスケットボール「Bリーグ」の千葉ジェッツ―三遠ネオフェニックス戦に登場しライフワークとしているAED(自動体外式除細動器)の啓蒙活動を行った蝶野が、今月末に両ヒザに人工関節を入れる大手術を受けるライバルに贈った言葉とは…。

 ジェッツの本拠地・船橋アリーナのコートに現れた蝶野は観衆の前でAEDの使い方を実演。さらにその後は記念撮影に応じつつ、寄付を募るなど、ライフワークとしているAEDの普及啓発活動に精を出した。

 イベント後、蝶野は「船橋市もそうだけど、様々な自治体でAEDが整備されつつある。役人も改ざんしたりする悪いやつだけじゃないんだ。それはほんの一握りなんだけど、いいことはほとんど伝えられていないから。今後はAEDのことを知ってもらうこと、そしてその使い方を伝えること。そういうことが大事になってくる」と真剣なまなざしで訴えた。

 同時に心配したのが、ライバル・武藤の状態だ。武藤は今月末に両ヒザに人工関節を入れる手術を行うため年内は全休し、来年以降の復帰を目指す。蝶野は先月16日に武藤がプロデュースする「プロレスリングマスターズ」で「TEAM2000」のセコンドとして登場。試合に介入した際には武藤にケンカキックも放った。

「リングでは何も変わらなかった。ただ、日常生活もつらそうだったから仕方ないな」と武藤の印象をつぶやいた。その上でライバルへのエールを求めると、その口から飛び出したのは意外な言葉だった。

「ゆっくり休んだらいいんじゃない? もう。団体の社長やったりしてずっと休めなかったんだから、もういいだろ。無理しないで、そのまま引退すればいいんだ。武藤さんが引退したらオレが復帰してやるよ! (闘魂)三銃士は誰か一人が現役だったらいいんだ。だから安心して手術を受けろ、オラ!」

 誰もが早期復帰を期待してプレッシャーをかける中、武藤にまさかの引退勧告。しかし、その真意は決して焦ることはないとライバルを思ってのまさに蝶野流の“黒いエール”だった。武藤にとっては何よりもありがたい後押しになったはずだが、あらためて闘魂三銃士の絆の強さを見せつけた。