【ドラゴンゲート】鉄人王者・望月 世代交代許さず5度目の防衛

2018年03月22日 00時00分

鉄人王者・望月成晃

 ドラゴンゲートの鉄人王者・望月成晃(48)が、21日の和歌山大会でビッグR清水(25)の挑戦を退けオープン・ザ・ドリームゲート王座5度目の防衛に成功した。

 どこからこのエネルギーが湧いてくるのか。満員の観衆が声を失った。それほど48歳の王者の粘りは驚異的だった。23歳も若い挑戦者の得意技・砲丸投げスラムを何度も食らった。さらには強烈なラリアート、もちつき式パワーボム、ジャンピングパワーボム…数え切れないほど後頭部を打ちながらも、望月は立ち上がり、左右のハイキックを清水の顔面にぶち込んだ。

 どうすればこの男に勝てるのか——若い挑戦者の表情に焦りの色が浮かぶ。その瞬間を王者は見逃さなかった。顔面蹴りからハイキック。そして必殺の三角蹴り。この一撃はバランスを崩してしまうが、逆にそのアクシデントが清水のディフェンスを突破した。オーバーヘッドキックのような一撃が決まると挑戦者は前のめりにダウン。すかさず高速のドラゴンスープレックス一閃。鉄人王者が今月2度目の防衛(通算5度目)を決めてみせた。

 同王座の最年長保持記録を更新し続ける王者は試合後にマイクを握ると「たった2週間のスパンでBen—K(4日、大阪)、清水、お前らと連戦して、48歳の俺にはガッチリとダメージが残っているよ。だから最後の技も失敗したけど、そこで落ち込むか、そのまま畳みかけるかの差なんだよ。近い将来、Ben—Kと清水のドリームゲート戦、俺は見たいよ」と息も絶え絶えに、泣かせるセリフで若い世代にエールを送った。

 しかしまだまだ世代交代は許さない。年間最大イベントの神戸ワールド記念ホール大会(7月)メインに史上最年長で立つという目標があるからだ。「今日はいささか疲れたけど、あと4か月ですからね」と表情を引き締めた望月。鉄人王者の快進撃は続く。