新日・21日NJC決勝はザックVS棚橋 完全決着戦

2018年03月19日 16時30分

SANADA(下)にコブラツイストを決めるザック。変幻自在の試合運びで殊勲のV戦進出だ

 新日本プロレス18日浜松大会の「NEW JAPAN CUP(NJC)」準決勝戦で、ザック・セイバーJr.(30)がSANADA(30)を撃破して初出場優勝に王手をかけた。決勝戦(21日、長岡)では棚橋弘至(41)と対戦する。内藤哲也(35)、飯伏幸太(35)と優勝候補を立て続けに撃破してきたダークホースは、NJC制覇後のIWGPヘビー級王座(現王者はオカダ・カズチカ)挑戦を予告した。

 SANADAにパラダイスロックをかけられる屈辱を味わった若きサブミッションマスターだったが、Skull End(変型飛龍裸絞め)を脱出すると左腕への一点集中攻撃を繰り出していく。なおもTKO、猛虎原爆固めとSANADAの猛攻にさらされながらも25分過ぎの月面水爆を剣山で迎撃して三角絞めで反撃。そこから目まぐるしくポジションを変えて、最後はオモプラッタと複合させた変型腕固めでギブアップを奪ってみせた。

 棚橋の待つ決勝戦へ駒を進めたザックは「俺は7822個の関節技を持っているんだ。棚橋、お前はレジェンドだが、レジェンドとは死にゆく者だ。俺が介錯してやる」とキッパリ。昨年G1公式戦とIWGPインターコンチネンタル王座戦で2度対戦し、1勝1敗のエースとの完全決着を訴えた。

 内藤、飯伏、そしてSANADAと実力トップの日本人レスラーを次々と撃破。開幕前の下馬評をことごとく覆し、ついに頂点に王手をかけたダークホースは「自分にとっても大きな勝利が続いているし、ファンも驚いていることだろう。もちろん、このまま優勝する。俺が勝つことで、プロレスにおいて最も大事なものは知性とテクニックだということを証明したい」と不敵な笑みを浮かべた。

 優勝者には主要3王座への挑戦選択権が与えられる。ザックは昨年NEVERとICに挑戦した経験がある。「その中で唯一挑戦したことがないのがIWGPヘビー級王座だ。選べるならばそのベルトを選びたい」と目を輝かせた。変幻自在の関節技を武器に唯一無二のファイトスタイルで世界中のリングを席巻するザックの快進撃は、日本プロレス界の至宝・IWGPを巻くまで止まらない。