石森太二(35)が12日、都内のノア事務所で会見を行い、フリー転向を発表した。12日付でノアとの選手契約は解除された。

 この日、ノアの内田雅之会長(55)と会見に臨んだ石森は「このたび私、石森太二はプロレスリング・ノアを退団させていただくことになりました。ノア所属となって10年、これから先の人生を考えて節目と思い、新たな気持ちで挑戦する決意を固めました」と神妙な表情で語った。

 ここ1年は、米インパクト・レスリングに参戦するなど海外団体のリングにもたびたび上がっていた。その経験がフリー転向の決断を後押ししたことを明かした上で「今、世界中で日本人レスラーが活躍している。自分もそこに並べるくらい、世界規模で石森太二をアピールしていきたい。国内外問わずいいオファーがあれば戦いたい」と意気込んだ。

 最後に「この選択がいいものか悪いものかは別にして、後悔はしていません。最終的に『石森は素晴らしいレスラーになったね』と言われるように結果を出していきたいです」と力強く話した。