新日NJC開幕 棚橋赤点ギリギリ復帰戦は「30点」

2018年03月10日 16時30分

 新日本プロレス9日の東京・後楽園ホール大会で「NEW JAPAN CUP(NJC)」が開幕し、10日にタイチ(37)との1回戦(愛知県体育館)を迎えるエース・棚橋弘至(41)が右膝変形性関節症から約1か月半ぶりに戦列復帰した。だが納得のいく状態からは程遠く、課題も浮き彫りに。目標とする「復帰即NJC制覇」に向け、イバラの道を進むことになった。

 復帰戦で棚橋は、鈴木みのる(49)率いる鈴木軍と6人タッグマッチで激突。1月の札幌大会で右ヒザを破壊されたみのるに意地のスリングブレイドを決めるなど順調な回復をアピールしたものの、勝利を収めるまではいかなかった。

 試合後は「無事復帰戦を終えることができました。よく考えると1・4(東京ドーム)に続いて、2018年復帰戦2回目なんでね。もう二度と復帰戦がないように。NJC、明日(10日)、サクッと勝ってその先に行きます」とキッパリ。目標に掲げるNJC制覇とともに、満身創痍で復帰と欠場が続いた近年の汚名返上を誓った。

 だがその言葉とは裏腹に表情は浮かなかった。動きそのものが、イメージしていたものと乖離していたからだ。「少し時間がかかるかな。リング上の動きがまだチグハグ」

 長年の激闘でダメージが蓄積した古傷のヒザは休んで完治するものではない。回復よりも進化を目指し、リハビリでは新弟子時代から苦手だった下半身のトレーニングを徹底した。しかし実戦不足はいかんともしがたく「30点っすね。思っていた動きと、シンクロできてない。赤点ギリギリってとこですかね」と厳しい自己採点を下した。

「結果だけでなく、内容も問われる。どうせヒザが壊れてるんだろという(ファンの)先入観とも闘わないといけない。そのあたりはベテランなんで。任してください」と強気だったが、トーナメントは1敗したらその場で終わり。文字通りぶっつけ本番で臨むNJCは、薄氷を踏むような戦いとなりそうだ。