“野獣”藤田和之(47)と“悪魔仮面”ケンドー・カシン(49)の「はぐれIGFインターナショナル(新生はぐれ軍)」がさらに面倒な集団になった。偏屈者コンビの鈴木秀樹(38)と青木真也(34)が加入した。

 鈴木は2日、高円寺の公園に青木を呼び出しシンガポールの観光スポットを教わっていた。するとそこに新生はぐれ軍の事務方・NOSAWA論外(41)が現れた。わざとらしく驚く2人に論外は「新弟子として入団してくれ。うちはW―1や全日本とも提携してます」と勧誘。そこからうんざりするやりとりが始まった。
 
 青木:御社は裁量労働制ですか?

 論外:はい。

 青木:それならば私は、はぐれインターに就職します。

 鈴木:そだねー。

 あきれ返る本紙記者をよそに、2人の入団が即座に決定した。

 その後に続いたルイス・ネリを称賛するへそ曲がりトークは割愛するが、これで意気投合した3人は「はぐれ三銃士」として活動していくことも発表。旗揚げ興行(4月4日、新宿フェイス)で鈴木のバラモン兄弟戦と、青木の6人タッグ戦が決定した。

 なお鈴木と青木には新弟子の初仕事として、25日の全日本プロレスさいたまスーパーアリーナ大会での諏訪魔軍戦でセコンドに就くことが命じられたが「多分その日は東方英雄伝の視察が…」(青木)、「そだねー」(鈴木)とやんわり拒否していた。

 声量の大きさもあり、昼過ぎの公園で好奇の視線を集めた3人は「サイモン・ワタナベさん、やり方が汚いです。ぜひ闘魂3兄弟VSはぐれ三銃士で3対3対抗戦をやりましょうよ!」と絶叫。そのまま高円寺純情商店街へ乾杯用のハイボールを買いに行った…。