【プロレスリングマスターズ】武藤がレジェンドブームの秘密を分析

2018年02月17日 16時30分

セコンドの蝶野(右)が武藤にケンカキックを決めた

 プロレス界に「レジェンドブーム」が到来している。16日にはW―1の武藤敬司(55)がプロデュースする「プロレスリングマスターズ」の第3弾大会(東京・後楽園ホール)が行われ“黒のカリスマ”蝶野正洋(54)をはじめとする往年の名レスラーが集結。過去2大会同様、超満員札止めの観衆を集めた。いったいブームの理由は何なのか? 人気をけん引する武藤がその謎を分析した。

 武藤はメインの8人タッグ戦で蝶野率いる「TEAM2000」と対戦。おきて破りのSTFを決めて大奮闘すると、これに触発されたのが永遠のライバル蝶野だ。この日はセコンドにもかかわらずリングインし、ケンカキックを叩き込む。負けじと武藤も閃光魔術弾で対抗して、会場のボルテージは最高潮に。最後はTEAM2000の勝利で幕を閉じ、1639人超満員札止め(主催者発表)の観衆は往年の攻防に酔いしれた。

「1990年代のプロレスで真っ向勝負しよう」という武藤の思いを具現化したリングは昨年2月の旗揚げから、これで3大会連続で超満員札止めをマーク。他団体マットでもレジェンドレスラーは引っ張りだこで、確実なブームになりつつある。

 その理由について武藤は「やる側が楽しんでるのが伝わってるんじゃねえかな。それに新日本プロレスとかW―1のファンは20歳前後だけど、マスターズは40~50代のファンが多くて(昔の)思い出とともに来てくれている」と分析した。

 平成維震軍の復活に馳浩氏(56)の一夜限りの復帰、そして今回のTEAM2000再結成と、オールドファンのノスタルジックな気持ちに響く企画が、会場から足が遠のいていた客層を再び呼び寄せているのだ。

「今の中心は90年代(に活躍した選手)だけど、次は2000年代にいかないと選手が揃わないという時も来ると思う。プロレスの哲学って点から線だから、続けることに意義がある」

 永続的な大会開催に意欲を見せた天才プロデューサーの手腕に今後も期待が高まりそうだ。