世界一性格の悪い男・鈴木みのる(49)が6日、自身のデビュー30周年記念イベント「大海賊祭(だいかいぞくまつり)」(6月23、24日=横浜赤レンガ倉庫イベント広場)の開催を発表した。

 会場を3つのステージエリアに分けて行う同イベントは、プロレス、音楽、ファッションなど多種多様なジャンルを巻き込んで行われる屋外型スポーツカルチャーフェスティバル。入場無料で2日間にわたって行われ、約6万人の来場を見込んでいる。この日の第1弾出演者発表では歌手の中村あゆみ、ファンキー加藤のライブ、ダブルダッチコンテスト世界大会覇者のREGSTYLEのワークショップ、イラストレーターの左右田薫のライブペインティングの開催がアナウンスされた。

 みのる自身はプロレスのリングで30周年記念試合を行う意向で、対戦相手などに関しては現在思案中。イベント内では両日ともに3試合前後のプロレスの試合が提供される見込みだ。

 みのるは「2017年に入って『俺、来年30年』だなって思ったとき、無料でプロレスをやりたいなと。基本俺はおカネいらないから、おカネは全部使ってあそこを埋めたい。自分の好きなものだけで日本一、世界一のものを見せたい」と、イベント開催の経緯を説明。くしくも初日の6月23日は1988年に新日本プロレスでデビュー戦(対戦相手は飯塚高史)を行った日で、この日程で会場使用が認められたことにも運命を感じたという。

 同イベントは横浜市市民局、横浜市教育委員会の後援も決定。「レスリング、格闘技を中心としたスポーツ振興」を軸に、青少年育成を目的とした地域振興・活性化に寄与することを目的としている。実行委員には元文部科学大臣の馳浩、日本プロボクシング協会の大橋秀行前会長、元横浜ベイスターズの佐々木主浩氏、元サッカー日本代表の西澤明訓氏ら、そうそうたるメンバーが名を連ねた。

「30年にたどり着けるレスラーはごくわずか。現在IWGPインターコンチネンタル王者で、自分で言わなくてもこの業界のトップを走ってると思ってる。この状態でいるのは奇跡だよね。どうせなら誰もたどり着けない30周年をやりたいな、と」と目を輝かせたみのる。節目の年に地元・横浜全体を巻き込んだ壮大なスケールのイベントを実現させる。