武藤 ドタキャンのフレアーに絶縁状

2013年01月31日 16時00分

 全日本プロレスの武藤敬司会長(50)が27日、新年最初のビッグマッチ(26日、東京・大田区総合体育館)を総括。目玉のひとつだったリック・フレアー(63)が試合をドタキャンした緊急事態の舞台裏を明かし、フレアーに“絶縁状”を突きつけた。その一方、2月シリーズから参戦する秋山準(43)率いるバーニング全5選手には大歓迎の意向を示した。

 

 

 フレアーの緊急欠場が発表されたのは、大会開始約5分前。本人がリング上から体調不調を訴えた上で謝罪し、休憩時間にサイン会を開いた。しかし観客からは怒号が飛び、波紋は広がった。

 

 武藤:俺が聞いたのは午後4時過ぎぐらい。いきなりだよ。「出られない。ギャラは要らない」って言われてさ。会場に入った時は「飲み過ぎてない?」って聞いたら、「大丈夫だよ」と言ってたのに…。病気で出られないって言われたら、こっちも無理はさせられない。来てくれたお客さんにすぐ言わなきゃいけない。マッチメークをどうすんのかって話をした。

 

 病名は左足の「深部静脈血栓症」。発表済みのカードからフレアーを外し、武藤とフレアーの息子・リード対藤波辰爾、真田聖也組に変更した。その一方で関係者の間では、大会とは別にサイン会のイベントを開催したフレアーの“小遣い稼ぎ”が来日の目的だったという声も聞こえる。

 

 武藤:後から聞いたら(コスチュームを)ホテルに置いてきたみたい。フレアーを呼ぼうと思い立ったのも俺だし、実際に呼んだのも俺だから。俺は反省しないといけないし、反省してる。

 

 フレアーの全日マット登場は26年ぶり。日本上陸は約5年ぶりで注目度は高かった。全日プロの今年のスローガンは「ベーシック&ダイナミック」だったが、皮肉にもファンへのダイナミックな“背信行為”となった。

 

 武藤:そう思われても仕方ない。リング上で信頼を回復するしかないし、申し訳ない。(フレアーを)もう一度呼ぶのは難しいかもしれない。信用問題? そうだよ。あまり人のことを悪く言いたくないけど。レジェンドは分からないよ…。

 

 明るい兆候もある。元ノア・秋山を中心とする「新生バーニング」が予告通り来場し、参戦が決定した。

 

 武藤:契約とかは内田(雅之社長)さんがしたことで俺は知らない。でもみんな実力はあるし、主戦場を求めて全日本に来るわけだしね。暴れればいい。その代わり、5人が来るわけだから、今いる人間(常連選手)は、はじかれるかもしれない。そこは生存競争なんだから仕方ないよ。

 

 秋山らは3月シリーズまでの契約。タイトル挑戦も決まった。本人たちも覚悟しているが、結果を残せなければ契約の延長を断ち切られる可能性もある。だが、武藤の見解は違った。

 

 武藤:プロレスは一点だけ見ればいいってもんじゃない。ファンも長いスパンで見て物事を判断するし、会社もそれを見て判断する。言い方を変えれば、責任は内田さんにある。ただ、5人は優秀な人材だと思ってるよ。

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