ドラゴンゲートの“新鉄人”ことオープン・ザ・ドリームゲート王者、望月成晃(48)の2018年最初の防衛戦が決まった。

 16日の後楽園ホール大会ではタッグ戦で東京スポーツ新聞社制定「2017年度プロレス大賞」殊勲賞のYAMATO(36)、Kzy(31)組と対戦し、得意の蹴りでKzyを追い込んだ。だがとどめの右ハイをかわされると、ランニング式エルボースマッシュを食らい、まさかの3カウントを奪われてしまった。

 さらにはKzyに次期挑戦を表明され、2月7日後楽園大会の3度目の防衛戦で迎え撃つことが電撃決定した。望月にとって2月のタイトル戦はむしろ望むところ。くしくもほぼ同年代にあたる新日本プロレスのミスターこと永田裕志(49)と全日本プロレスの秋山準(48)が、2月3日の全日プロ横浜大会でアジアタッグ王座に挑戦するからだ。

 永田のデビュー20周年記念試合(新日プロ12年9月9日東金大会)では、その2人とトリオを結成した縁がある。「あの方たちは実績を残して時代をつくった。ボクはまだ、その域に達したと思えた時がないから同列にお話をしたら失礼ですよ」と謙遜しつつ「まだまだ貪欲な2人を見て、自分も頑張らなきゃと思いますよね」と刺激を受けている。

 永田組の相手は野村直矢(24)、青柳優馬(22)の20代コンビ。望月の相手も17歳年下だ。「現世代(のYAMATO)からボクにベルトが移り、ある意味チャンスが広がったと思う。『あんなオッサンがやってるなら俺らにも』ってね。望んだ展開だよ!」。17日に48歳の誕生日を迎えた“新鉄人”は、今年も若手中心のリングをけん引し続ける。