船木が3冠V4 曙を蹴殺KO

2013年01月27日 16時00分

 26日の全日本プロレス東京・大田区総合体育館大会で3冠ヘビー級選手権が行われ、王者・船木誠勝が元横綱曙を退け、4度目の防衛に成功した。直後に諏訪魔が次期挑戦を正式表明し、3月17日の東京・両国国技館大会でのV5戦が浮上した。

 

 3冠王座を初戴冠(昨年8月)した大田区大会で、船木が史上最大の試練を乗り越えた。体格面では圧倒的に不利だった。曙は身長で20センチ以上高く、体重も実に2倍以上重い。百戦錬磨の船木にとっても過去最大の相手だった。しかも、曙はプロレスデビューしておよそ7年半、初めてつかんだ3冠取りのチャンス。その執念を断ち切ることは容易ではなかった。

 

 試合開始直後から、船木は強烈なミドルキックを巨体に打ち込むが、曙は微動だにしない。ボディーアタックで全体重を浴びせても、あっさりと叩きつけられてしまう。エルボードロップ、串刺し式肉弾アタックなど豪快殺法に押され、なかなか反撃の糸口が見つからない。

 

 ただ、一瞬のチャンスは見逃さなかった。曙が無双の体勢に入った瞬間、船木はフロントネックロックで捕獲。三角絞めに切り替え、ジワジワと体力を奪っていく。さらに右ハイキックを直撃させた船木は、尻餅をついた状態の曙に顔面キックを一閃。KO必至の3冠戦に何とか終止符を打った。

 

 次期挑戦者には“黒いカリスマ”蝶野正洋と電撃合体した諏訪魔が正式に名乗りを上げた。諏訪魔はこの日の自身の試合後に「№1を絶対取る。すぐ3冠に動く」と改めて意思表示。船木は3冠戦直後のリング上で、蝶野に伴われた諏訪魔と対峙し「分かりました。諏訪魔選手の挑戦を受けます。だけど、諏訪魔選手。蝶野さんの〝補助車〟はいるんですか?」と早くもけん制球を放った。

 

 両雄の一騎打ちは過去1勝1敗の五分。3・17両国決戦が最終決着戦となり、死闘は避けられそうにない。