IWGPタッグ選手権は、昨年暮れの「ワールドタッグリーグ」を制したEVIL(30)、SANADA(29)組が、ランス・アーチャー(40)、デイビーボーイ・スミスJr.(32)組を下して王座奪取に成功した。

 試合は開始早々に猛攻を仕掛けた王者組が有利に試合を進めた。挑戦者組は攻撃に耐えつつ、反撃のチャンスをうかがう苦しい展開が続く。しかしEVILが一瞬の隙を突いて王者組を分断すると、SANADAが一気に攻めてラウンディングボディープレスでスミスを仕留めた。 

 試合後、ベルトを手にしたEVILは「このベルトを俺とSANADAが手にしたからには、シングルのIWGP同等の価値まで引き上げる。俺は常にIWGPと新日本を支配していく」と不気味に宣言。無言のSANADAと胸を張って引き揚げた。