【プロレス大賞】「世代交代」強く印象付ける結果に

2017年12月14日 16時30分

最年長受賞(最優秀タッグ賞)の石川。右は諏訪魔

【2017年度プロレス大賞選考会総括】時代が変わった。2017年度プロレス大賞は「世代交代」を強く印象付ける結果となった。

 柴田(1999年)を除く、全員が00年以降のデビューで、最年長は42歳の石川。業界盟主の新日本は1990年代末を支えた第3世代、団体を再興させた中邑・棚橋時代のカラーから完全に脱却してオカダ、内藤、ケニーの「3強時代」に突入した。敢闘賞の柴田は、3人に対抗する存在として光を放った。

 全日本は息を吹き返した感が強い。昨年の殊勲賞・宮原に続き、最優秀タッグ賞、さらには青柳が新人賞を獲得。秋山体制は3年目で収穫の季節を迎えた。新人賞は99年の丸藤正道以来、実に18年ぶり。レスリング全日本王者の北村克哉を抑えての受賞だけに価値がある。全日本の流れを継承するノアが受賞者ゼロに終わったことは印象的だった。

 殊勲賞のYAMATOは年間170試合をこなしての初受賞。技能賞の鈴木は大日本、ゼロワンなどで活躍しており、石川同様にフリーでの初受賞となった。「どの団体でも通用する」という評価は「どこに行っても同じカード」という危険性も併せ持つ。この2人はその難題を見事にクリアした。女子はイオの独走状態に誰がストップをかけるかが、来年以降の課題となりそうだ。