2017年度プロレス大賞の新人賞は、全日本プロレス・青柳優馬(22)が選ばれた。5選手がノミネートされた選考で14票を獲得。デビューは2014年12月14日の後楽園ホール大会(対宮原健斗)のため、同賞の対象となる「デビュー3年以内」に“滑り込みセーフ”となった。

 1月の世界ジュニアヘビー級王座挑戦からスタートした今年は、数々の大舞台を踏んで急成長。9月には野村直矢とのコンビで日本最古のベルトであるアジアタッグ王座を初戴冠した。

 しかも秋山準社長体制でデビューした生え抜き選手で、故ジャンボ鶴田さんから秋山に引き継がれたジャンピングニーを受け継いだ。

「(デビューから)自分が一番上に上がれた一年でした。ジャンピングニーイコール秋山準から青柳優馬に塗り替えたい。アジアタッグも防衛を続けて価値を上げます」と決意を新たにした。

 秋山は「駆け込み受賞だね(笑い)。俺の付け人から始まっているから、うれしいですよ。だけど最初に(9日の新潟大会)ジャンピングニーを俺にブチ込みやがった…。大事に使ってもらいたい」とさらなる期待をかけた。