元横綱大鵬(享年72)の孫で元関脇貴闘力(50)の長男・納谷幸男(23)が7日、新間寿プロデュース「原点回帰プロレス」(後楽園ホール)でデビュー2戦目を戦い、雷神矢口(年齢非公表)にわずか86秒で勝利した。

 納谷は9月に行われたデビュー戦でも矢口と対戦した。そこで勝利こそ収めたものの、青柳政司総裁(60)率いる魔世軍に有刺鉄線バットやパウダーで再三介入され、モヤモヤが残る結末に…。そこでこの日は矢口と“仕切り直し”の一戦として戦った。

 そんな一戦で納谷は驚異の身体能力を発揮して身長201センチ、135キロの巨体を活かし、まさかの秒殺だ。得意の右ロー、右ハイキックを連発しダメージを与えると、その後も蹴りのラッシュ。たまらずヘッドロックで組みついてきた矢口を抱え上げるとそのまま岩石落としでマットに叩きつけ86秒で片付けると、コメントを残さず控室に戻って行った。

 また、同大会では初代タイガーマスク(60=佐山聡)がタカ・クノウ(50)ら4選手とともにリングに上がり『“ストロングスタイルの神髄”デモンストレーション』を開催。マイクを持ち「技術や受けることは当たり前。どう攻撃するかが重要」などと選手に動きを指示しながら解説した。また講演を行った中学校で来年3月にリング復帰を約束したことを明かし、前向きな姿勢を示していた。