元関脇貴闘力(50)が、本紙のインタビューに対して元横綱大鵬(享年72)の孫にあたる2人の息子に緊急エールを送った。7日の「原点回帰 プロレス大会」(東京・後楽園ホール)でデビュー2戦目に臨む長男・納谷幸男(23)には、マット界を席巻する“和製大巨人”として期待をかけると、来年に大相撲で初土俵を踏む三男の納谷幸之介(17=埼玉栄高3年)にも厳しいゲキを飛ばした。また、気になる相撲界の騒動について直撃すると――。

 ――幸男選手のデビュー戦(9月14日リアルジャパンプロレス後楽園大会)は客席から見守った

 貴闘力:みっともなくはなかったから、みんなに感謝じゃないですか。相手がいてできる競技だし。合格? うん。

 ――7日のデビュー2戦目は再び雷神矢口(年齢非公表)と対戦

 貴闘力:ちょっとずつ認められ、ファンに喜んでもらえればいい。先生(初代タイガーマスク)に任せているから、俺がステージパパみたいにああだこうだ言うことじゃないしね。一ファンの気持ちですよ。

 ――それでも大鵬の孫、貴闘力の息子ということで世間の注目度は高い

 貴闘力:さすが大鵬の孫って言われるように頑張らないとね。それが嫌ならもっと頑張ればいいし、うまく(名前を)使えてラッキーと思えばそれでいい。そこからスタートってなかなかないんだから、ありがたいことだよ。

 ――どんなレスラーになってほしい

 貴闘力:お客さんが入ってナンボだから、自分の力で入れることが大事。俺に似てブサイクな顔はしてないから良かったんじゃない!?(笑い)いろんなとこからオファーがきて、試合ができるようになれば。223センチのアンドレ・ザ・ジャイアント(故人)みたいなデカイ選手とやったら面白いよね(幸男は公称201センチ)。

 ――親方自身は3試合でプロレスを引退。もうやらないのか

 貴闘力:曙(元横綱)が元気になったらやってみたいね。それなら俺も1年かけて体を鍛える。ベンチプレスも最低180キロ上がるよう、努力するよ。

 ――高校の相撲部で活躍した三男の幸之介は来年初場所に待望の初土俵を踏む

 貴闘力:100人いて貴乃花(親方=元横綱)や(横綱の)白鵬みたいな素質があるのは1人いるかいないか。幸之介はそこには入らないだろうと思う。ただ、もまれて強くなる30人の中には入っているから、本人の努力次第。ガチンコでいってほしいね。ガチンコじゃない限り、相撲取りとは認めない。

 ――その相撲界が大騒動になっている

 貴闘力:分からないから、話すことはないよ。