元横綱大鵬(享年72)の孫で元関脇貴闘力(50)の長男・納谷幸男(23)のデビュー2戦目の相手が決まった。

 新日本プロレス時代に“過激な仕掛け人”の異名を取った新間寿氏(82)がプロデュースする「原点回帰 プロレス大会」(12月7日、東京・後楽園ホール)の会見が24日、都内で行われ、納谷の相手はデビュー戦と同じ邪道軍の雷神矢口(年齢非公表)に決まった。

 納谷は神妙な表情で「前回のような試合をするわけにはいかない。試合は勝ったけど、いいところを持っていかれたし。ボクにとってリベンジになる」と語った。9月14日のリアルジャパンプロレス後楽園大会では矢口相手に勝利を飾ったが、試合中に青柳政司総裁(60)率いる魔世軍が介入。有刺鉄線バットやパウダーが飛び交う展開に新間氏が大激怒した。

 汚名返上をかけて臨むリマッチに向けて、この2か月間は体力強化と筋力アップに努めたという納谷。「前回より自信がある。いくつかの技も先生(初代タイガーマスク)から教えてもらったので、当日見てもらえれば」と語気を強めた。

 一方で矢口は「俺のリベンジマッチと書かないように! 悔しい思いをしたのは納谷の方。今回は叩き潰すつもりでリングに上がるので覚悟してほしい」と物騒な予告を放った。この試合では再発防止のために両陣営のセコンドはスタッフ1人ずつとし、リング周辺への選手の立ち入りを禁止することが決定。初代タイガー(59)は「いい試合を期待している」とエールを送り、注目のデビュー2戦目になりそうだ。