2006年7月に旗揚げした仙女は11年から大阪に進出し、これまで年3回ペースで興行を行ってきた。しかしエディオンアリーナ大阪は今回が初進出で、代表の里村明衣子(38)は「大阪のファンは日本で一番、目が肥えている。この会場でビッグマッチをやることは、プロレスファンに対する“挑戦状”です」と意図を明かした。来年以降も定期的に同会場での興行を続ける方針だ。

 12・2決戦で里村はスターダムのエース・紫雷イオ(27)と組んで橋本千紘(25)、松本浩代(32)組と対戦する。あえてイオを選んだ理由については「WWEでアスカ(36=華名)とカイリ(セイン、29=宝城カイリ)が活躍して、日本人プロレスラーが注目されている。日本の女子のトップ2はやっぱり自分とイオ。この2人が最高の試合をすることで世界にもアピールできる。世界に発信するには最適の相手」と説明した。

 一方のイオは「スターダムは毎月、大阪で興行を行っているし、私はフリーの時から何度も試合をしてきた。自分を育ててくれた第2の故郷だと思っている。ハッキリ言って、紫雷イオは大阪人気ありますよ。大阪愛は負けない」と対抗心を燃やしていた。