元プロレスラーで現在はタレントとして活躍する“ミスタープロレス”こと天龍源一郎(67)が15日、東京・神保町の書泉グランデで行われたイベントに出席した。

 2015年11月15日に両国国技館で行われたオカダ・カズチカ(30=新日本プロレス)との引退試合までの日々を追ったドキュメンタリー映画「LIVE FOR TODAY―天龍源一郎―」のブルーレイ&DVD発売記念イベントで、同映画のエグゼクティブプロデューサーを務めた長女・嶋田紋奈さん(34=天龍プロジェクト代表)も同席した。

 この日で引退試合から2年となった天龍は「来る途中、前は緊張したりイライラしたりしたなと思いながら後楽園ホールに行く道を通ってきた。途中で道を曲がり、今は一般人なんだなと。せき立てられる自分じゃないのがうれしい」と語った。

 映像はすでに13回も見たそうで「天龍源一郎じゃないもう一人の誰かがリングの中でもがき、生き抜いているように見える。そこに共鳴できて泣ける。特に普通の人に見ていただければ、何かを感じていただけると思う」とアピールした。

 ただし途中からは本紙昨報により、12月3日に都内で埼玉県在住の男性会社員(30)と挙式することが明らかになった紋奈代表に質問が集中。まるで結婚会見のようになった。紋奈代表は2010年の天龍プロジェクト旗揚げ記念日と同じ、今年4月19日に籍を入れていたことを公表し「友達から『(東スポの)記事ウケる』とメールがきた。ゴングが鳴ったと書いてあり、何で私、34歳でゴング鳴っているんだろうって…」と照れ笑い。

 天龍は「勝手に籍入れやがって、サッカーボールキックを入れてやろうかな」と冗談めかしながらも「悲しいかって? もし自分の娘が年を重ねて独身の方が悲しい。もろ手を挙げて万歳で送り出しますよ」と父親の表情になり目を細めた。