船木が秋山らに全日マット開放宣言

2013年01月23日 11時00分

 全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・船木誠勝(43)が、爆弾発言を放った。昨年いっぱいでノアを退団した秋山準(43)を筆頭とする5選手に対し、全日マットへの門戸開放を宣言したのだ。

 

「ノアから出たわけですし、彼らは戦う場所を求めてると思います。全日本出身者も多いですし、占領するつもりで来てくれてもいいんじゃないですか」

 

 王者の口から意外な発言が飛び出した。「彼ら」とはノアを離れ、今年からフリーとなった秋山、潮﨑豪(31)、金丸義信(36)、鈴木鼓太郎(34)、青木篤志(35)の5人を指す。ノアを退団して以降、5人はまだどのリングにも上がっておらず、選手活動は休止状態にある。そんな沈黙を切り裂くかのように、船木は歓迎する意向を示したのだ。

 

 というのも、船木は昨年8月に秋山から3冠王座奪還に成功したが「4分37秒」という史上最短記録だった。対戦自体も前哨戦を含めて2度しかない。船木も「(2戦とも)ほんの触りだけでしたから。今度は腰を据えて戦いたい」と秋山との本格的な対決を望んでやまないからだ。

 

 また、船木は5選手の流入は他の全日勢にとってもプラスだと訴える。

 

「言い方は悪いかもしれないですけど、所属同士の戦いは武藤敬司という親父のもとで兄弟喧嘩をしているようなもの。刺激になると思います」

 

 秋山ら5人は全員が王者経験者だ。強大な外敵集団が襲来すれば、全日プロ勢にとっては脅威そのものとなる。リスクが伴う半面、全日勢の底上げにもつながるというわけだ。

 

 船木は26日の東京・大田区総合体育館大会で、元横綱曙とのV4戦を控える。ひとまず「勝負は運もありますが、できるだけ長くベルトを巻いていたい」と目の前の大一番に専念したが、王者の言葉だけに責任は重い。秋山らの動向から、ますます目が離せなくなった。