“炎の飛龍”藤波辰爾(63)率いるドラディションは25日、都内で会見を行い、来日した“仮面貴族”ミル・マスカラス(75)が38年前の伝説の大会の再現を誓った。

 27日の後楽園ホール大会では藤波、武藤敬司(54)と豪華トリオを結成し、ザ・グレート・カブキ(69)、新崎人生(50)、KAZMA SAKAMOTO(35)組と対戦する。富士山をデザインした覆面で登場したマスカラスはこの試合について「(全盛期)当時のようにファンをエキサイトさせる試合をしたいです」と意気込んだ。

 イメージは1979年8月26日に東京スポーツ新聞社主催で行われた「プロレス夢のオールスター戦」(日本武道館)だ。藤波とマスカラスが故ジャンボ鶴田さんと夢トリオを結成し、合体ドロップキックの競演でファンを魅了した。

 まさに藤波がこの試合のテーマに掲げていたもので「私が持つ技を披露して素晴らしい内容の試合にしてみせます」と仮面貴族。藤波も「憧れの選手と同じリングに立つので、心に残る試合をしたい」と改めて決戦を心待ちにしていた。