大仁田引退試合まであと6日…藤田が有刺鉄線バット特訓公開

2017年10月25日 16時30分

カシン(左)が振り回す有刺鉄線バットを正面で受け、忍耐力を鍛える藤田

“野獣”藤田和之(47)が24日、千葉県某所で“悪魔仮面”ケンドー・カシン(49)と「有刺鉄線バット公開練習」を行った。邪道・大仁田厚(59)の引退試合(31日、後楽園ホール)の相手を務める藤田は、年内に2試合の総合格闘技(MMA)戦に出撃。この日は盟友カシンを相手に有刺鉄線バットでミット打ちなどを敢行して決戦に備えた。練習後に大量のステーキでスタミナを養うと、まさかの年内3戦目となる年末のMMA戦出撃までぶち上げた。

「年内2試合だけとは言っていない。年末も戦える」。藤田は不敵な表情でこう明かした。

 すでに藤田は年内に2試合のMMA戦出場が決定している。まず11月11日に韓国のMMA団体「ROAD FC」の中国・河北体育館大会でカンフーパンダことアオルコロ(22=中国)と対戦。昨年9月の元大関バルト戦以来、約1年2か月ぶりにMMA復帰を果たす。その後、12月23日には「HEAT 41」(愛知県武道館第一競技場)でイ・サンス(34=韓国)と激突する。

 それだけでは足りずにまだ年内の試合を増やしたいと明かす。突然の告白に言葉を失う本紙をさて置き、藤田はサッサと上着を脱いで肉体を披露。日々の過酷なトレーニング成果で、バルト戦当時とほぼ同じ115キロまで体重を戻したという。表舞台から姿を消していた時期に比べて10キロ程度の筋肉増量に成功したことになるが「炭水化物を控えてタンパク質を多めに取り、食事から肉体改造した」(藤田)とのことだ。

 そして練習開始。普段行っているMMAの練習を「改造」して公開。相手は2試合でセコンドを務める予定のカシン(慶応大非常勤講師)だ。藤田はカシンが振り回す有刺鉄線バットをかわしてタックルを仕掛け、正面から受けることで耐久力アップに励んだ。さらには有刺鉄線を右腕に巻いて倍に太くなった腕でミット打ち。大量の汗をしたたらせながら、有刺鉄線攻撃や防御の練習を約1時間繰り返した。

 その後2人は近所のステーキハウスに移動。大仁田戦の作戦会議に入った。カシンは「(バルト戦のように)試合後に泣くな。泣くと引退だと勘違いされる」とアドバイス。藤田は1キロのステーキとライス大盛りを平らげて年末出撃の覚悟を語った。「前にRIZINの榊原(信行実行委員長)さんが『海外などで実績を積み重ねて、またRIZINにチャレンジしてほしい』って言っていた。俺はあの言葉をしっかり覚えてる。だから2連勝で実績を重ねて年末のRIZINに(出たい)。23日から8日間もあるから大丈夫だ。昔、3日前のオファーで出たし」

 なお大仁田が藤田組との「1対3ハンディキャップマッチ」で行うと発表したが「よく分からない。そんなことよりこのステーキは、このタレをかけるとさらにうまくなる。モグモグ…」(藤田)、「そんなことよりサイモンがこの前にだな…」(カシン)とステーキを頬張りながら、会議の内容は明かさなかった。泣いても笑ってもあと6日だ。