全日「王道トーナメント」ゼウス 七色ラリアート完成

2017年09月18日 16時30分

七色のラリアートを会得したというゼウス。悲願のVに燃える

 全日本プロレス「王道トーナメント」2回戦進出を決めた、昨年のトーナメントで準優勝に終わった“筋肉獣”ゼウス(35)は「七色のラリアート」を武器に優勝を狙う。栄冠にあと一歩届かなかった男が、今年のトーナメントの台風の目となりそうだ。 

 12日の1回戦で崔領二(37)を撃破したゼウスは、2回戦(18日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)で前3冠王者の石川修司(41)と対戦する。

 1回戦でパートナーのボディガー(49)を沈めた相手だけに「地元でボコボコにしばいてやりますよ」と丸太のような右腕に力を込めた。今大会にかける思いは誰よりも強い。昨年大会は優勝決定戦に進みながらも、諏訪魔に敗れて涙をのんでいるからだ。

 そのため「もう少しなんやけど、その一歩が大きい。だから今回はトーナメント用に新たなラリアートを開発した。まあ“七色のラリアート”ですわ。これでいろいろなパターンに対応できる」と自信をみなぎらせた。

 2006年11月にデビューした大阪プロレス時代、スペル・デルフィン(49)にコツを伝授されてラリアートの使い手になった。最近は本家でもある“不沈艦”スタン・ハンセン(68)の映像を徹底チェック。さらには本家にはないフライング式など数パターンを会得した。ここからさらにバリエーションを増やしたという。

 トーナメントを制覇すれば15年8月以来となる3冠王座挑戦も視野に入る。それでも「優勝は狙うけど、すぐ3冠にいくかは分からない。1年かけて自分をつくり直しているので。満足する自分になったらベルトは取れる」と焦りはない。昨年末から専属トレーナーをつけて肉体改造に着手。現在12%の体脂肪率を年内に8%まで絞って超合金ボディーを手に入れることが目標で、来年早々から「ニューゼウス」として暴れ回る決意だ。

「飛び抜けた肉体で唯一無二の存在になる。3冠王者の宮原健斗は素晴らしいけど、お客さんをどよめかす体とファイトで(宮原を)超える」。筋肉獣が、再びトップ戦線へと浮上する。