WWE女子TカイリV祝福ムードのスターダムに紫雷イオが警鐘

2017年09月16日 16時30分

イオはあえて厳しい言葉を投げかけた

 女子プロレス「スターダム」の紫雷イオ(27)が15日、所属選手たちに危機感を促した。元スターダムの宝城カイリことカイリ・セイン(28)が米WWE史上初の女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック」で優勝。スターダム内は祝福ムードに包まれているが、イオは「プロとしてそれは違う」とあえて警鐘を鳴らす。その真意とは?

「意識ゼロ?って言われたらそんなことない。バイパーにトニー・ストーム、そしてカイリ・セインも出てたし、決勝の2人は赤いベルトをかけてやった選手だし」

 富山大会(16日)への移動日だったこの日、WWEの女子トーナメントについて聞かれたイオはこう答えた。しかも12日(日本時間13日)の決勝は、ともにイオとワールド王座戦を戦ったことがあるカイリとシェイナ・ベイズラー(37)の対戦だったこともあり、自然と思い入れがあったという。

 ただし、カイリの優勝については「『元スターダムの選手が優勝したからすごい』『誇らしい』と言ってたらプロとして失格。プライドがないと思われても仕方ない。もうカイリ・セインであって、スターダムの宝城カイリじゃないわけだし」という見解を示した。

 同トーナメントに参加した32選手中、12選手がスターダムに参戦経験がある。しかもスターダムのリーグ戦「5★STAR GP 2017」とほぼ同時期に開催され、ストームとバイパー(WWEではパイパー・ニブン)は両大会に出場した。だからこそ「冷静に見ても注目度で負けている。まだまだあの規模には到底及ばないという現実を厳しく受け止めて、悔しく思わなきゃいけない」と警鐘を鳴らした。

 もちろん、イオ個人としては「カイリの幸せを願って見送ったので戦友として心から祝福しますよ」と強調したが、世界最大団体が女子部門に本腰を入れたことへの危機感のほうが大きいのだ。「自分たちがやってることを世界に届かせるように意識して、ここにしかないものをつくり上げていかないと。それを紫雷イオが見せますよ。まずは同門対決。HZKに厳しくいきます」

「ブルースターズ」ではストームと並ぶ首位で、最後の公式戦(18日、後楽園ホール)でHZK(19)と対戦する。同日の優勝決定戦進出がかかる一戦に全神経を注ぐつもりだ。