船木が桜庭に新日再侵略エール

2013年01月16日 11時00分

 全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・船木誠勝(43)が13日、桜庭和志(43)と柴田勝頼(33)に新日マット復帰エールを送った。2人とはかねて親交が深く、船木は自身がプロレス復帰に際して武藤敬司(50)に口説かれた言葉を使って「プロレスはカムバックだよ」と熱きメッセージ。新日プロへの再侵略を強烈に後押しした。

 全日プロの頂点に立つ船木が盟友の窮地に立ち上がった。

「武藤さんの言葉を借りるなら『プロレスはカムバックだよ』ですよ。格闘技だったら負けて終わることもあるけど、今回はプロレスのリング。いかに再戦のキッカケをつかむか。負けて撤退は絶対しないでほしい」

 昨夏から新日マットへの侵略を始めた桜庭と柴田の快進撃が止まったのは、1・4東京ドーム大会だ。桜庭はIWGPインターコンチネンタル王者・中邑真輔(32)に、柴田は真壁刀義(40)にそれぞれ一騎打ちで敗退した。両者は沈黙を貫いており、今後の方向性は不透明のままだ。そこで船木は迷うことなく再上陸を勧めた。

 船木は武藤に「プロレスはカムバックだよ」と何度も口説かれ、2009年にプロレス復帰を決断。これに伴い、07年に柴田と結成した総合格闘技チーム「ARMS」は消滅した。しかし、柴田の兄貴分に当たる桜庭との3人の絆は現在も消えてはいない。ドン底に突き落とされた今だからこそ、這い上がる姿を見せつけろというわけだ。

 さらに船木は新日マットの2人の存在が不可欠と訴える。「今はキャラクターとかアピールとかあるけど、桜庭の試合が一番よかった。新日本が“ブシロード・プロレス”と言われる中、一番戦いがあった」。確かに桜庭―中邑戦をドーム決戦でのベストバウトに推す声は多い。再戦が実現すれば、さらに熱を帯びることは間違いないだろう。

 船木自身は26日の東京・大田区総合体育館大会で元横綱曙(43)の挑戦を受ける。この日の大阪大会では曙との前哨対決第2Rに出撃するも、またもや交戦を拒否された。それでも船木は動じない。

「浜(亮太)さんを仮想にして前哨戦をやっていく。俺は全日本でやっていくから、桜庭と柴田は新日本を盛り上げてほしい」。仲間、そしてマット界のためにもトップの座は誰にも譲らない。