【リアルジャパン】大鵬孫・納谷幸男が圧勝デビュー 初代タイガー「育成特訓プラン」用意

2017年09月15日 16時30分

ニーリフトで矢口(右)をKOした納谷

 リアルジャパン(RJ)14日の後楽園ホール大会で、元横綱大鵬(享年72)の孫で元関脇貴闘力(49)の長男・納谷幸男(23)がプロレスデビュー。大仁田厚(59)率いる邪道軍の雷神矢口(年齢非公開)に圧勝して能力の高さを証明した。格闘界のサラブレッドの育成方法については、RJを率いる初代タイガーマスク(佐山聡=59)が“特別プラン”を用意した。

 新人相手にもかかわらず、矢口は大人げなく魔世軍メンバーと青柳政司総裁を連れて入場。しかし「デビュー戦なので謙虚にしました」という赤と黒のコスチュームに身を包んだ納谷は動じず、初代虎直伝のフライングクロスチョップなどで攻め込んだ。それでも海千山千の矢口は一瞬のスキを突いて得意の場外戦に持ち込むと、魔世軍メンバーと有刺鉄線バットで納谷をメッタ打ちにして流血に追い込んだ。

 ここから大器が本領を発揮した。魔世軍のパウダー攻撃を矢口に誤爆させるとロープに走り、強烈なニーリフトを叩き込んだ。2メートル、130キロの重さが乗った一撃を食らった矢口は完全KO。見事にデビュー戦を白星で飾った納谷は「よかった。1試合ずつ経験してステップアップしていきたい」と笑顔を見せた。

 豪快な勝利で観客を驚かせた納谷だが、実はプロレスの実戦練習を本格的にスタートさせたのはわずか1か月前。それまでは基礎練習を繰り返すのみだったが「プロレスの練習を始めて一気に変わった。目が輝いて動きがよくなった。ビックリした。実戦に入って動きが変わるのは天性のものだ」と初代虎も驚がくするほどだったという。

 この日の勝利で驚きは確信に変わった。初代虎は「ここまで変わるならしばらくプロレスに専念させたい」と断言。当初は格闘技とプロレスの二足のわらじを履かせる方針だったが、プロレスに専念させて英才教育を施すことを決意した。

「定期的に合宿もして指導したい。それに試合数をこなすことが大事なのでどんどん試合を組みます。強いだけでなく、うまい相手とやらせることが大事になる。外にも出させる。チャンピオンクラスの選手と戦わせて育てたい」

 この日は世界タッグ王者の関本大介(36=大日本プロレス)が参戦。メーンで惜しくも敗れた前レジェンド王者の船木誠勝(48)は3冠ヘビー、パンクラス王座、爆破王など多くの王座を奪取している。かつてはノアの前GHCタッグ王者・丸藤正道(37)や、全日プロの前アジアタッグ王者・青木篤志(39)らも参戦した。その環境をフル活用して「名前に恥じない選手に育てていきたい」(初代虎)とのプランが用意されたのだ。

 師匠の期待は高い。納谷はその思いに応え、マット界を背負う選手に成長するつもりだ。