初代虎、小林組が大仁田撃退

2013年01月14日 12時28分

大仁田(中)が吹いた赤の毒霧に染まった小林(左)と青の毒霧に染まったタイガーマスク(右)

 レジェンド13日の東京・後楽園ホール大会で、奇跡の初合体を果たした初代タイガーマスク(55)、小林邦昭(57)組が大仁田厚(55)、矢口壹琅(年齢不詳)組を撃破し、昭和のプロレスファンを熱狂させた。

 1980年代前半の新日本プロレスマットで互いにライバル同士として抗争を繰り広げた2人が、初タッグで好連係を披露した。序盤に捕まったのは2011年9月以来、1年4か月ぶりの実戦となる小林だ。場外戦で大仁田に痛めつけられ、リングに戻っても孤立してしまう。大仁田のイス攻撃に続き、矢口には有刺鉄線バットを首元に押しつけられた。

 初代虎の援護で一度はピンチを脱したものの、大仁田の毒霧でまたも形勢は逆転する。小林は大仁田の足4の字固めに捕まったまま、胸にバットを打ち下ろされる。目を覆いたくなるほどの殺りくショーが繰り広げられた。しかし、10分過ぎ、ついに合体殺法が炸裂。初代虎がローリングソバットで大仁田を撃退すると、矢口にダブルソバットをお見舞いだ。さらに小林がフィッシャーマンズスープレックスの体勢に入ると、初代虎もアシストに入り、2人揃っての網打ち式原爆で矢口を投げ飛ばして3カウントを奪った。

 小林は「最後は重くて1人じゃ上がらなかった」と初代虎に感謝。初代虎も「途中ダメかと思ったけど、往年の根性ですね。すごいのひと言」と盟友の奮闘をたたえた。試合後、収まらない邪道軍と乱闘となったが、小林は「次? もうないね」と抗争に終止符。会場を埋めた2000人の観衆も、一日限りの夢空間に酔いしれた。