日本凱旋前の中邑に藤波と武藤がエール

2017年09月07日 16時30分

中邑にエールを送った藤波(左)と武藤

 日本マット界のレジェンド2人が6日、WWE王座再挑戦を控えた“ロックスター”中邑真輔(37)に緊急エールを送った。日本人として史上2人目のWWE殿堂入りを果たした“炎の飛龍”藤波辰爾(63=ドラディション)と、かつて米国マットで一大旋風を巻き起こした武藤敬司(54=W―1)だ。2人が抱く中邑への期待とは――。

 中邑は日本公演「WWE Live Osaka」(16日、エディオンアリーナ大阪)でWWE王者の“インドの怪人”ジンダー・マハル(31)に挑戦する。8月20日の初挑戦からわずか1か月で再チャンスを得た中邑に誰よりも注目しているのが、WWWF(当時)ジュニア王座通算52回防衛の実績を誇り、一昨年に殿堂入りを果たした藤波だ。

「この短期間で挑戦にたどりつけることは、頑張っている証し。うまくいき過ぎてるね。彼が持つ性格的なものもWWEに合っていたのでしょう」と興奮を隠せなかった。さらには「チャンスをモノにするんじゃないかな。現役の選手の刺激になるよね。中邑に続けじゃないけど『いつか俺も』って夢が広がる。機会があれば来年にでも会ってエールを送ってあげたい」と王者になった中邑と米国で対面することを心待ちにしているという。

 一方、1980年代後半から化身のグレート・ムタがWCWで一大ブームを巻き起こした武藤は「日本のファンの声援も後押ししてくれるんじゃないか。普段以上の力が出てくればチャンスはある。若い選手は真輔の背中を見ているから、チャンピオンになって憧れの対象になってほしい。何億円ももらって派手な生活をしてもらったら(レスラー人口の)底辺が広がる」と独自の観点から活躍を後押しした。

 特に「俺の時代より難しい。ムタの時はマネジャーが勝手にしゃべっていたけど、テレビ画面の向こうにいるファンともコミュニケーションを取らなきゃいけないから」という点に中邑のすごさを感じ取っている。

「言っちゃ悪いけど、俺は真輔に一度も負けてないからな。そういう人材が上がってくれたらジジイになっても言える。棺おけまで持っていける自慢だよ」と最後は笑顔で胸を張った武藤。大先輩からのエールは、中邑にとっても心強い追い風になりそうだ。