藤波が元祖ドラゴンスクリュー解禁

2013年01月16日 16時00分

 全日本プロレス1・26東京・大田区総合体育館大会で“ネイチャーボーイ”リック・フレアー(63)と17年ぶりに対戦する“炎の飛龍”藤波辰爾(59=ドラディション)が、元祖ドラゴンスクリューの解禁を予告した。故カール・ゴッチさん直伝の危険技でフレアーのヒザを破壊し、NWA世界ヘビー級王座をめぐる遺恨に終止符を打つ。

 

 真田聖也を従え、フレアー、武藤敬司組とタッグ対決する藤波は「ドラゴンスクリューを見舞ってやりたい。彼も一発やったら足が壊れるんじゃないか。米国の選手はそうドラゴンスクリューの経験はないからね。武藤もヒザが悪い。最後は足4の字でフレアーから取りたいね」と不敵な笑みを浮かべた。

 

 1991年3・21東京ドーム大会でフレアーを撃破し、NWA王座を奪取。しかし、WCWの抗議により王座を剥奪された藤波は“幻の王者”と呼ばれるようになった。「60にしてもう一回戦えるのは夢のよう。レスラー冥利に尽きる」と通算4度目の対戦に興奮しつつも、遺恨の炎は消えていない。

 

 片足を取って左右どちらかに高速回転するドラゴンスクリューは、ヒザの靱帯をねじ切る。95年の10・9東京ドーム大会で武藤が高田延彦の右ヒザを破壊して脚光を浴びたが、もともとは藤波が米国修行時代の76年にフロリダ州でゴッチさんの自宅で教わったものだ。しかも現在のドラゴンスクリューとは技の入り方が異なる。

 

「今は距離を取って、プロレス流に派手にやるだけ。本来のドラゴンスクリューはアマレスの片足タックルのように相手の懐に飛び込んで太ももを抱えて投げる。相手が逃げる逃げないにかかわらずひっくり返る」。さらにその原形は相手の片足を自分の両足に挟んでから放つのだという。足が固定されるだけにダメージは絶大だ。

 

 藤波は「自分が中に入り込んで前に投げる技もある」と縦回転のドラゴンスクリューも準備。いずれも封印していた技で、いくらフレアーといえども対応のしようがない。

 

「フレアーにも息子がいる。怜於南がデビューした暁には親子タッグができるぐらい頑張りたい」といつになく燃える藤波が、未知のドラゴン殺法で宿敵を葬る。