大仁田が指名 最後の相手は藤田じゃ!

2017年09月02日 16時30分

最後の相手に藤田を指名した大仁田

 いよいよ7度目の引退が2か月後に迫った1日、本紙直撃に応えた邪道・大仁田厚(59)が引退試合(10月31日、大仁田興行・後楽園ホール大会)の対戦相手を“野獣”藤田和之(46)に決めたことを明らかにした。これまで一度も対戦経験がない異色の相手を選出した真意から、早々と渦巻くカムバック説についても言及。邪道が定義する「引退」とは――。

 ――残り2か月だ

 大仁田:1年前は早く10月31日が来ないかなと思っていたけど、寂しい気持ちだね。15歳の時に(ジャイアント)馬場さんの弟子になって四十数年かあ。そんな中で…。

 ――?

 大仁田:藤田選手の代理人から連絡をもらった。これで最後の相手に決定だな。俺と違うオーラを感じたし、あの存在感は(マット界に)必要なこと。俺も運に恵まれている。いい時に藤田選手が復活してくれた。決断した最大の理由は(アントニオ)猪木さん最後の後継者というところ。最後のリングだし、俺のルールにのっとってやってもらいたいね。

 ――そもそもなぜ猪木氏を追い続けたのか 

 大仁田:俺は馬場さんの弟子だから。馬場VS猪木は行われなかったけど、アントニオ猪木という偉大なレスラーと接してみたかった。だからこれはある種、馬場VS猪木なんだよ。馬場さんが草葉の陰で喜んでくれているかは分からないけどね。一度、猪木さんにはあいさつに行くつもりだよ。

 ――なるほど。ところで本当に引退なのか…

 大仁田:先日は田中(将斗)選手から「7度目の引退ということは七転び八起きですね」というジョークが飛び出す始末だよ。選手も周囲から「大仁田は帰ってくるんでしょ?」って言われるみたい。そう言われると、何かうれしくなる自分がいるんだよね。

 ――確かに7度目のカムバックを予想する声も多い

 大仁田:俺はカムバックは許されないことじゃないと思う。ただ、それはないな。体力的な問題もあるし、両ヒザがかなり悪い。今回は自分の中でケジメはつけなきゃいけないなって。帰れない道をたどるんじゃないかな。つまり別の世界に行くしかないなって。

 ――別の世界とは政界復帰も含まれるのか

 大仁田:入ってくる可能性はあるだろうね。弟(大東文化大教授の松原孝明氏)とも国のことを論じたりしてると、いい勉強になるし。俺というものが必要となれば、他の世界で頭角を現す可能性があるわけだしね。

 ――確認だが…二度と復帰しないのか

 大仁田:ないな。ただ、どこかの町でアマチュアの俺を見ることはあるかもしれないけど。そこにストリートファイトや爆破をやってる自分がいるかもしれない。だけどギャラをもらってこそプロレスラーだから。プロとアマは違う。(残り24試合は)悔いのないようにプロレス漬けになるよ。とにかく藤田は決定じゃ!