曙3冠取るまで断酒「一滴も飲まん」

2013年01月15日 16時00分

 全日本プロレスの至宝・3冠ヘビー級王座初戴冠に向けて元横綱曙(43)が11日、決意の断酒を宣言した。「去年いろんな経験をして、3冠のことも考えられない時期があった。3冠を取るまでは一滴も飲まない。3冠を取って美酒に酔いたい」

 

 曙は26日の東京・大田区総合体育館大会で船木誠勝(43)が持つ3冠ベルトに挑む。プロレスデビュー後、曙の3冠挑戦は初めてだ。昨年は8月末に急性肺炎を発症し、一時は生死の境をさまよった。

 しかし、それまでの豪快無比な食生活を改めた曙は、奇跡的にカムバック。

 

 かつての反省を生かし、曙はアルコール類を排除。何かと酒席の多い年末年始も連戦に没頭し「飲む余裕なんかなかったし、もう酒の味も忘れた」という。居酒屋の酒をひと晩で飲み干すなど、数々の酒豪伝説を残す曙には考えられない出来事だ。

 

 弱かった自分とも完全に決別した。2年前の2月には3冠挑戦権をかけた3WAY戦に出撃するも敗退。目標を見失った曙は全日プロに休場願を提出し、自らリングを離れた。

 

「あのころとは違うよ。去年のこと(急性肺炎)から帰ってこられて、今は試合をできることに喜びを感じる。持ってたベルトを全部返上してリセットできたというか。現役の横綱の時の攻めの姿勢が戻ってきてる。今回は勝っても負けてもドンと構えてね。そうしないと何が足りないのかも分からない」

 

 プロレス転向から苦節、7年半。ようやく王手をかけた3冠を曙は一発で射止める。