女子プロレス「シードリング」24日の後楽園大会で、高橋奈七永(38)がザ・グレート・サスケ(48)とのTLCマッチに激勝した。
 昨年1月の田中将斗戦以来となった男子とのシングル戦は、テーブル、ラダー、イスの使用が公認されるハードコアマッチ。序盤にイス上への雪崩式ブレーンバスターを浴びたが、逆にイス上へのパワーボムで反撃に出る。ラダー上から冷蔵庫爆弾を投下すると、最後は寝かせたラダー上へのイクボム(高角度パワーボム)で3カウントを奪った。

「えっ、サスケ弱くない?」と侮るなかれ。これは単に奈七永が強いだけなのだ。試合後のサスケからは「私の目に狂いはなかった…。彼女こそリアルワンダーウーマン。老いゆく私が勝てるわけもない。あの強さはほうっておけない。ムーの太陽に勧誘します。ただし条件があります。毎週木曜22時『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)を全話見ること(以下略)」と、妙な称賛を受けた。

 サスケの言っていることは後半が特によく分からなかったが、奈七永は「地球の平和? 私も地球をパッションで染めたいと思ってるんです!」と利害の一致を確認。ともあれ熱望していたサスケ戦の実現に「私の夢がかなった。本当は旗揚げ戦で(対戦を)お願いしようかと思っていたくらい憧れの選手だった…」と感慨深げな表情を浮かべていた。