石井慧「MMA王座」新設を熱望

2013年01月13日 16時00分

 石井慧(26=I DASH RHINO)はIGF総帥・アントニオ猪木(69)に「IGF MMA王座」の新設を熱望。IGFでのエース取りを宣言した石井は、さらに柔道米国代表として出場を目指す2016年のリオデジャネイロ五輪に向け、暴走王・小川直也(44)、売名王・澤田敦士(29)に「チーム暴走王」結成を呼びかけた。

 1年ぶりの復帰戦となった大みそか「INOKI BOM―BA―YE2012」で石井は酸欠状態に陥りながらも、元UFCヘビー級王者ティム・シルビアを判定で撃破。2年ぶりの白星を収めた。今後はアジアマットを視野に入れつつ、IGFへの継続参戦を最優先させる。そこで要望したのがベルトの設立だ。「ボクはIGFのエース、MMAのエースになりたい。MMAのベルトを作ってもらいたいですね」と猪木に直訴した。

 IGFがプロレスと総合格闘技をミックスして開催したのは初めて。次回大会以降もこの形式が続けば、総合ルールで争うベルトの設立も浮上してくる。年間数試合のIGF出場を計画する石井は「世界発信」を旗印とする猪木の理念に共鳴。「パキスタン遠征も考える。そして練習場所にイノキアイランドを志望」と先頭に立って盛り上げる決意だ。

 さらに石井の野望はプロだけにとどまらない。リオ五輪に柔道米国代表として出場を狙う石井はコーチに師匠の小川、澤田を指名。「米国で『チーム暴走王』を結成したい。やってもらえるとありがたい」と夢構想を膨らませた。

 石井は北京五輪柔道男子100キロ超級で獲得した金メダルを小川が主宰する小川道場に寄贈した経緯がある。一方、澤田は日頃から連絡を取り合う一番の理解者だ。「澤田さんの売名行為に気をつけないといけない」とクギを刺すものの、心強いパートナーになることは間違いない。

 コーチ就任の資格も問題ないという。「米国はちょっと変わっててプロと一緒で自分でコーチを選ぶ」(石井)。小川が現役時代に成し得なかった金メダルをともに勝ち取ることも可能だ。すべては弱体化するニッポン柔道にカツを入れるため。「ボクの中に流れてるのは日本人の血です。もっと強くなって経験を積んでいきたい」。13年、石井はプロアマ問わず貪欲に暴れ回る。