新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は11日の東京・両国国技館大会でAブロック最終公式戦を迎え、飯伏幸太(35)は後藤洋央紀(38)に敗れ、5勝4敗で2年ぶりのG1を終えた。

 コーナー最上段の後藤に対し、飯伏はロープの反動も利用しつつ一瞬で雪崩式フランケンシュタイナーを決めるなど、軽い身のこなしで攻勢に出る。最後はこのG1で猛威を振るった新技「カミゴェ」を狙ったが、つかんだ両手を後藤が開かず阻止される。さらにはその体勢のまま頭突き、裏GTR、正調のGTRとつなげられ、3カウントを聞いた。

 長いリーグ戦を黒星で終えた飯伏は試合後、疲労困ぱいの様子で床に倒れ込みながら「自分がやれることはやったつもり」と満足げ。さらに「自分は爆発したつもりです。(今後の新日参戦も)チャンスがあれば。自分の中でチャンスは切り開いたつもり」と晴れ晴れとした表情を浮かべた。